最近では、オンラインカジノってよく聞くようになりました。
一部テレビCMもしているのを見たことがあります。日本でも知名度が上がってきたくらい、外国ではより浸透している業界です。
オンラインカジノは、今から約30年前の1994年にカリブ海の小国が発祥だと言われています。
そこから公式ライセンス制度の導入などを経て、現在の業界に至っている状況です。
目次
歴史を知ることは安全性を知ること
この記事では、オンラインカジノの歴史について整理していきたいと思います。
オンラインカジノがどのような経緯で普及してきたのかを知ることは、この業界を正しく理解することに繋がります。
同時に、業界の安全性などを認識することにもなりますので、今後、キチンとしたオンラインカジノサイト(運営企業)を見定めることにも役立つと思います。
いつ?どこで?:1994年 アンティグア・バーブーダ

かれこれ約30年前にさかのぼること、1994年。
カリブ海の一番東側にあるアンティグア・バーブーダという小国が、オンラインカジノの発祥地と言われています。アンティグア島とバーブーダ島からなる小さいですが独立国家で、イギリス連邦加盟国。
※イギリス連邦:イギリスと旧イギリス植民地から独立した諸国で構成される緩やかな連合体で54か国が加盟。→このサイトが整理されていて読みやすいです。
ライセンス制度の導入
さて、このアンティグア・バーブーダで具体的に何が始まったのか?
まずはライセンス制度です。
それが1994年。オンラインカジノを運営するライセンスを発行する法案が可決されました。ここからオンラインカジノが免許事業、つまり政府公認の公式ギャンブルとなったことがその歴史の始まりとされています。
最初のゲーミングプロバイダ
オンラインカジノを運営するのには、普通、ゲーミングプロバイダというカジノゲームソフトを提供する企業とのタイアップが必要です。
「オンライン=インターネット」ですからね。ソフトウエア企業が必要になってきます。
ライセンスを取得しただけでは、オンラインカジノを運営することはできないのです。
その世界初のゲーミングプロバイダがマイクロゲーミング(Microgaming)社です。
※マイクロゲーミング社についてはこちら(Wikipedia)
最初のオンラインカジノ事業者(サイト)
オンラインカジノ事業の一番乗りが「インターカジノ」です。
1996年創業。現在も運営が続いている最古参ですね。インターカジノについての詳細な情報提供は別の機会に譲ることとします。
現在までの沿革
アンティグア・バーブーダで1994年にライセンス制度が導入されて以降、次々とライセンス導入国が増えてきました。
1998年にジブラルタル、1999年にキュラソーやカナワケ、2000年にはマルタ共和国、2006年にはイギリス。
こうしたライセンス制度の浸透と同様に、ゲーミングプロバイダもMicrogaming社の他にも参入企業が続きました。
1996年にはNetEnt社(スウェーデン)、1999年にはPlaytech社(イギリス)などは、メジャーなところです。
こうした業界整備の進行に伴い、オンラインカジノ事業者が次々と参入してきたことは、想像に難くありません。
安全性の担保:第三者機関
次に、第三者機関の登場について。
オンラインカジノ事業者はライセンスを取得して事業を行うのは当然なのです。
がしかし、それだけでは不十分なのも否定できません。
どういうことかというと、オンラインカジノを運営する企業が増えてくれば、ルール違反や不正を働く悪質なサイトが混ざってくるものです。
いくらライセンス制度といえど、行政機関がすべての細かいモニタリングまでは、なかなか行き届きません。
業界が成長するにつれ、やはり規制も必要になってきます。
プレイヤーを保護し、安全で公平な業務遂行を目的に、イギリスで最初のモニタリング機関が発足しました。
eCOGRA(エコグラやイーコグラと呼ばれる)
(e-Commerce and Online Gaming Regulation and Assurance)
こうした第三者機関の登場で、オンラインカジノの安全性と信頼性が高いものとなってきました。
スマートフォンへの対応
オンラインカジノのスタート当初は、まだまだインターネットと言えばパソコンを使う時代。
オンラインカジノも同様に、通常、パソコンを使ってプレイすることが主流でした。
2000年台後半くらいからブロードバンド化とともにモバイル化も急速に進みましたね。
iPadなどのタブレットもそうですが、2010年くらいからは携帯電話がスマートフォンに取って代わり、一気に普及が加速しました。
当然、オンラインカジノもスマートフォンでプレイすることが多くなりました。
オンラインカジノ事業者はスマートフォンへの対応、つまりモバイル化への対応を余儀なくされ、その開発が進み今では当たり前になりました。
中には専用アプリを開発リリースするオンラインカジノ事業者もあるほどです。
オンラインカジノの歴史まとめ
以上、オンラインカジノの歴史を主要なイベントを挙げて整理してきました。
簡単にまとめてみると、
・発祥時期は1994年という30年近く前のこと
・最初のライセンス制度導入国はアンティグア・バーブーダというカリブ海の小国
・ゲーミングプロバイダのパイオニアは「Microgaming社」
・同じくオンラインカジノサイトのパイオニアは「インターカジノ」
・第三者機関のパイオニアはeCOGRA(エコグラ)(安全性の確保)
・時代とともにパソコンからモバイル化へ移行しアプリも登場
といった感じでしょうか。
本ページでは、オンラインカジノの歴史について整理してみました。
オンラインカジノの正しい理解の一助にしてください。
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